薬剤師新時代に向かって

  大地震、巨大津波、原発事故の発生、そして世界的な経済、金融危機等々、大変な年が終わり、新しい年を迎えました。今年は、辰年、昇竜飛翔の年。復興、再生の年となるよう、日薬連盟も与えられた役割を果たして行きたいと思います。

  さて、2012年、私たちは多くの課題を抱えています。4月には医療費改正。昨年末、国は、薬価を含む医療費全体として0.004%の引上げ改定(実質+−ゼロ改定)を決めました。そんな中で、技術料本体部分は1.38%引上げ、調剤報酬は、0.46%引上げと決まりました。改定の内容については中医協(中央社会保険医療協議会)で審議中です。また、「社会保障と税の一体改革」では、消費税引き上げが大きな議論になっていますが、現在、非課税とされている保険医療費の扱いをどうするか重要な課題です。さらには、厚生労働省は、薬事法改正を行うべく検討を進めています。今回の改正は安全対策の強化が中心となっていますが、薬剤師の果たすべき役割はどのようなものとなるか、注目されます。また、一般用医薬品のインターネット販売の規制緩和問題なども続いています。
  この4月、薬学6年制第一期生が社会にデビューしてきます。6年制教育にふさわしい新たな薬剤師職能を確立するための新たな一歩となるべき年であります。衆議院解散の可能性も伝えられる中で、日薬連盟は一層の活動の強化に努めてまいります。